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海外渡航前の予防接種のスケジュールと費用!狂犬病ワクチンの料金と回数

海外旅行の準備

最近ではアジア旅行がより身近になっていますが、発展途上国に旅行に行く際に一番心配なのが病気ですよね。

特にネパールやインド、カンボジアなど衛生状態があまりよくない国に関しては予防接種を受けた方がいい場合があります。

そこで、行き先によってどんな予防接種をすればいいのか、海外旅行前に予防接種のスケジュールを確認しておきましょう。

狂犬病やB型肝炎などの予防接種の回数や費用、事前接種と事後接種の大切さを併せて紹介します。

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海外渡航前の予防接種スケジュール

スケジュール

海外渡航に際して予防接種を受ける場合は、余裕をもってスケジュールを組む必要があります。

予防接種のほとんどが2回以上の接種を決められたスケジュールで受ける必要があるからです。

また、子供の時に受けた予防接種の種類や回数によって受けなければいけない回数も変わりますので注意が必要です。

特に、昭和51~52年生まれの人はポリオやその他の予防接種を子供の時に受けていない人が多いので、一回多く予防接種を受ける必要があります。

ワクチンの種類や受けた時の体調によっては接種後体調を崩したり、注射した腕が痛くて眠れなかったりすることもあるので、体調の悪い時の接種は避けた方がいいでしょう。

ワクチンの種類ごとにスケジュールと回数、有効年数などを下記にまとめておきましたので、参考にしてくださいね。

破傷風

1ヶ月間隔で2回接種をして約1年後に1回追加接種が必要です。

有効期間は10年です。

A型肝炎

2~4週間で2回接種し、約6ヶ月後に3回目を接種します。

有効期間は10年です。

B型肝炎

1ヶ月間隔で2回接種し、約6ヶ月後に3回目を接種します。

有効期間は5年以上です。

腸チフス

1回の接種で2~3年は有効です。

狂犬病

2~4週間で2回接種し、約6ヶ月後に3回目を追加すると2年間基礎免疫が維持できます。

その後1年後に追加接種をすると5年間の基礎免疫維持ができます。

予防接種は海外渡航前に必要?その費用と回数

予防接種

予防接種の料金は接種するワクチンによって様々です。

以前マレーシアに住んでいた時、ほとんどすべての予防接種を日本で受けていきましたが、一人当たり10万円ほどかかりました。

でも、実際に住んでみると必要なかったものもいくつかありましたし、受けてよかったと思うものもありました。

また、首都にいくのか田舎に行くのか、どのくらいの期間行くのかでも予防接種を受けるかどうかの判断と料金は異なります。

例えば、マレーシアの首都クアラルンプールに旅行にいくなら予防接種はほぼ必要ないでしょう。

でも、移住となると話は別で、狂犬病や破傷風、B型肝炎などは受けておいた方がいいでしょう。

カンボジアやタイなども上記の三種類は受けておいた方がいいでしょう。

ただし、観光地を旅行で訪れるくらいであれば、食べ物や犬に気をつけていれば予防接種を受けなくても大丈夫です。

国内での予防接種の料金はワクチンの種類によって違います。

おおよその予防接種の料金として狂犬病が1回13,000円破傷風が1回8,000円B型肝炎が1回5,000円ほどになります。

また、予防接種を受けると「予防接種歴」という下の写真にあるような記録カードを発行してもらえます。

追加接種の際に必要になりますので、渡航の際は携帯していくことをおすすめします。

予防接種歴

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狂犬病予防接種の料金と海外渡航に必要な理由

日本で狂犬病の予防接種というと犬が受けるものですが、発展途上国では犬が予防接種を受ける規則も習慣もありません。

私たち人間の側が予防接種を受けておく必要があります

自分の身は自分で守るということですね。

ネパールに住んでいる私の友人は、バイクに乗って走っている時に犬に噛まれて病院に運ばれたことがあります。

道を歩いていても狂犬病にかかっている犬に遭遇することが多々ありますので、犬の横を通る場合には特に注意が必要です。

海外で予防接種を受けた方が割安ですが、狂犬病のスケジュールは期間が長いので、現地に長期滞在しないのであれば日本で受けていくことになります。

一回13,000円ほどになりますので、合計3回の接種で39,000円の費用がかかります。

予防接種を受けても受けなくても、犬に噛まれた場合は事後ワクチンを打つ必要があります。

事前に予防接種をしている場合は、噛まれた後の事後接種は3回のみで大丈夫です。

しかし、予防接種を受けてない場合は噛まれた後24時間以内に事後接種をしなければなりません。

さらに、その事後接種を5回とグロブリン注射が必要になります。

狂犬病発症後の致死率は100%ですし、犬だけでなく猫や他の野生動物も狂犬病ウィルスに感染している可能性があるので、予防接種と同じくらい噛まれた後の事後接種も重要になります。

まとめ

海外渡航の際の予防接種はあれもこれも受けてしまうと旅行費と同じくらいの費用がかかってしまうこともあります。

なので、渡航で訪れる国や場所の衛生状況やどのくらいの期間訪れるのかなどをよく考えて判断すると良いでしょう。

また長期滞在で予防接種がどうしても必要になる場合は、それぞれのスケジュールを確認して余裕をもって計画することをおすすめします。

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