ネパールは国土の約8割が山や川などの自然に覆われており、カトマンズから一歩出るとのどかな農村を目にすることができます。
のんびりした田舎の風景とは反対に、最近では都心であるカトマンズに人口が集中する傾向にあります。
ネパールの首都カトマンズでは慢性的な交通渋滞や家賃の値上がりに悩まされています。
ネパールのカトマンズやポカラの人口や治安、天候や気温を紹介します。
ネパール首都のカトマンズの人口

アサンチョークの日中シーン
カトマンズはネパールの首都で、毎年多くの観光客が訪れています。
カトマンズの人口は100万人以上ですが、第二の都市ポカラの人口が約33万人ということを考えるとカトマンズの人口の多さが分かります。
最近では仕事や教育を求めて田舎からカトマンズに移住してくる人も多く、人口はさらに増えつつあります。
建設中の住宅もたくさん見かけたので、どんどん人口密度は高くなっていきそうですね。
ネパール自体の人口も増加傾向にあり2000年には約2370万人だったのが、2018年には約2970万人に増加し、600万人ほど増加しています。
ネパールのカトマンズの治安の良さ

タメル地区の路地
ネパールは貧しい国と言われていますが、治安に関しては比較的良い方です。
観光地やバスパーク付近を歩けばホームレスの人たちや物乞いをする子供たちを目にしますが、それが犯罪につながるということはありません。
日本や韓国、台湾などの観光国だと中心地は夜中もネオンが輝いていて夜でも安心という感じです。
しかし、ネパールでは夜9時を過ぎると街の電気が消え、人通りも少なくなって危険です。
特に細い路地などは電灯もついてなく真っ暗な場所も多いので、酔っ払いやドラッグ中毒者がたむろっていることもあります。
また、市内を走るバスも夜7時くらいが最終となりますので、バスで移動を考えている人は要注意です。
夜の道を一人で歩いたり一人でタクシーに乗ったりするのは危険ですので、夜遅くに移動するのはやめた方がいいでしょう。
反対に昼間はスリやひったくり以外の犯罪に巻き込まれることはほとんどないので、日中の観光は持ち物に気をつけていれば、犯罪に巻き込まれる心配はありません。
ネパールのカトマンズの天気や天候と気温

ネパール 晴天のダモーリ
カトマンズは比較的穏やかで過ごしやすい気候です。
第二の都市ポカラほど寒くはなく、ネパールの南側のタライ地方ほど暑くもありません。
東側のビラトナガルのように洪水などの水害もないので、観光客でも滞在しやすい地域です。
田舎の方だと年間を通して朝晩と霧がひどく、一日の日照時間が短いためうつ病になる人も多いと言われています。
しかし、カトマンズは乾季は快晴の日が多く降水量も少ないです。
私が滞在した11月~12月は、カトマンズでは一度も雨が降らず、毎日晴天で洗濯物もよく乾きました。
冬の時期は最低気温が3℃ほどで寒いですが、日が照りだすと暖かくなります。
家の中はコンクリート仕様なのでかなり冷えますが、庭や外などの日なたにいるととても暖かいです。
ネパールでは冬の時期に外に座ったり近所の人と雑談したりして日向ぼっこしている人をよく見かけます。
これも暖房器具が貴重なネパールならではの生活の知恵ですね。
まとめ
観光客とともに人口も増えつつあるカトマンズですが、開発や人口増加のためにネパールの異文化や歴史的建造物、自然などが犠牲にならないといいですね。
都会と自然が共存しているカトマンズは、やはり魅力的な街だと言えます。ぜひ訪れてみてください。