ネパールの世界遺産は、大きく分けて4カ所あります。
サガルマータ国立公園、カトマンズ盆地、ルンビニ、チトワン国立公園ですが、宗教と自然の入り混じったネパールの四大世界遺産は、人生で一度はみておくべきといえます。
その四大世界遺産の見どころとアクセス方法などを紹介します。
ネパールの世界遺産のおすすめ国立公園

チトワンにてエレファントライド
世界遺産でおすすめなのが、サガルマータ国立公園とチトワン国立公園です。
サガルマータ国立公園は、ヒマラヤ山脈の中にある国立公園で、1979年に世界遺産に登録されました。
サガルマータとはネパール語でエベレストという意味です。
敷地内には、世界一高い山であるエベレスト、世界第4位の高さのローツェ、世界第5位のマカルー、世界第6位のチョー・オユーが連なっています。
サガルマータ国立公園へは、テンジン=ヒラリー空港(ルクラ空港)から空路でアクセスし、その後、徒歩で移動することになります。
ほとんどの人は、ナムチェバザールという場所を拠点として、トレッキングや登山を楽しむことになります。
登山をするほど体力がない人は、ナムチェバザールから2時間ほどのトレッキングでアクセスできるヒマラヤ山脈のビューポイント、「シャンボチェ」から絶景を眺めるのがおすすめです。
もう一つの世界遺産、チトワン国立公園は、タライ地方にある自然公園のこと。
こちらは、野生動物を観察したい人におすすめです。
気候も温暖な地域なので、カヌーでの川下りやエレファントライドなどの野外アクティビティを、楽しむことができます。
アクセスもよく、カトマンズからバスなら5時間ほどで行けるので、短期旅行でも十分に楽しめますよ。
チトワン国立公園の中には宿泊施設がないので、近くのソウラハ村を拠点として、アクティビティに参加しましょう。
ネパールの世界遺産カトマンズ盆地

ネパールのカトマンズ世界遺産
世界遺産であるカトマンズ盆地の中には、カトマンズ、バクタプル、パタンの3つの都市が含まれています。
これらの都市にある王宮や寺院などの建造物も、世界遺産の中に含まれています。
カトマンズ市内にも、世界遺産である多くの寺院やダルバール広場(=旧王宮広場)があり、観光中心地のタメル地区からもアクセスしやすいので、気軽にいくことができます。
いろいろまわって、旧王宮時代の雰囲気や、仏教とヒンズー教の寺院の装飾や違いなどを見るのもおもしろいですよ。
どの場所も徒歩やバスやタクシーでいくことができるので、1日あれば全部みてまわることができます。
カトマンズ市内にある世界遺産は下記の通りですので、リンクから場所を確認してみてくださいね。
・パシュパティナート
・スワヤンブナート
・ダルバール広場
・ボダナート
ネパール世界遺産大地震による被害

ネパール大地震の後
ネパールの大地震があったときに、もっとも被害をうけたのは、カトマンズ盆地にある世界遺産です。
ネパールは長年地震が起こっておらず、レンガを積み上げたり、木を組み合わせたりして建てられた建物ばかりだったので、地震の時に大打撃をうけました。
特にバクタプルの被害が大きく、修復は今でも続いています。
大地震から3年以上たっているので、カトマンズ市内の世界遺産も修復はだいぶ進んでいるようでした。
地震前と同様とまではいかないものの、修繕が終わったものや被害をうけてない建物もあるので、見て楽しむことはできます。
まとめ
ネパールの世界遺産は、宗教と自然に深くかかわっています。
日本では、雄大なヒマラヤ山脈や大自然の中で野生動物を間近でみる機会はないと思います。
ネパールにおとずれたときには、ぜひ世界遺産を訪ねてみてくださいね。