マレーシアに限らず、海外旅行で意外にお金がかかるのが移動費ですよね。
「公共バスを利用したいけれど料金体系がよくわからない」という理由でタクシーを利用する人も多いと思いますが、マレーシアのバスの料金体系は実はとてもシンプルなんです。
1リンギットから乗ることのできる公共バスを利用すれば、移動費を大幅に節約することができますよ。
ここでは私がマレーシアに住んでいた時の経験をもとに、公共バスの料金や子ども連れに最適な無料バスの魅力についてご紹介していきます。
マレーシアの市内バス料金

マレーシアの通貨リンギットのお札
マレーシアの首都クアラルンプールの市内バスは、公共バスと民間バスと無料バスの3タイプありますが、ここでは公共バスと民間バスの料金についてご紹介します。
クアラルンプール市内の公共バス
クアラルンプールの公共バスはラピッドKL(Rapid KL)と呼ばれており、中心地はもちろんのこと郊外へのアクセスも可能です。
まさにクアラルンプール市民の足と言えます。
バスの料金は基本的にはゾーンごとにきまっていますが、路線よっては一律料金の場合もあります。
市内の移動なら1~3リンギットで乗ることができ、かなりお得。
例えばKLセントラル駅からミッドバレーまでなら1リンギットほどで行けますが、タクシーだと10リンギットはかかってしまいます。
ゾーンごとの料金について知りたい人は下のURLから確認してくださいね。
・ゾーン別の料金(ラピッドKLのホームページの「Fares」の部分をクリックしてください)
バス利用の時に困るのが支払い方法ですよね。
現金だと細かいお釣りがでないので事前に1リンギット札やコインを用意しておく必要があります。
またバス料金のキャッシュレス化も進んでいるので、路線によってはICカードのみでの支払いという場合もありますよ。
私も以前ICカードのみの路線に乗ってしまい困ったことがありました。
現金の受付がどうしてもできないというので、夫のICカードで2人分払ってもらい事なきを得ました。
ICカードは基本1人1枚の利用になるので、支払い方法については乗車前に必ず確認してくださいね。
クアラルンプール市内の民間バス
民間バスはラピッドKLより低料金。
こちらもゾーンごとに料金がことなりますが、1ゾーンの範囲が広いので公共バスだと2リンギットかかる場所でも1リンギットで行くことができます。
料金は現金払いのうえお釣りもでるので安心ですよ。
ただし民間バスはラピッドKLが払い下げたバスを使っており古くて汚いものが多いので、乗車するのに少し勇気がいるかもしれません。
ザ・マレーシアを体験したい人にはオススメですよ。
マレーシアでバスは子供連れがおすすめ

GOKLの車内の様子
私がマレーシアに住みだした頃、地元の友人から「12:00~16:00は暑いから外を歩かない方がいい」と言われたことがあります。
日中は日差しがとても強いので外を歩くのはかなり体力を消耗するんですね。
私も地元の人たちが日中に歩いている姿をあまり見たことがありません。
特に子供は脱水症状になりやすいので、日中はバスや電車で移動した方がいいですよ。
子供連れにオススメなのが無料巡回バスのGOKL。市内にある主な観光名所をほぼ全て網羅しており、旅行者が家族で利用している姿もよく見かけます。
観光客に人気のチャイナタウン→ブキビンタン→KLCCも無料でアクセス可能。
バスの窓が大きく外の景色がよく見えますしバスに乗ってくる人達は国際色が豊かなので、子供にとっては良い経験になると思います。
20分間隔で巡回しているのでチョイ乗りにもオススメですよ。

最新のGOKL路線図ルートマップ
バスの路線図は上のルートッマップを参考にしてくださいね。
マレーシアはバスと電車で効率よく

LRTのチケット売り場に並ぶ家族
近場の移動ならバスが便利ですが、少し遠いところや渋滞が多い時間帯なら電車の方がいいですよ。
私も街中を移動する時はバスと電車を組み合わせて利用していました。
マレーシアは公共交通機関の開発が進んでおり、路線や本数が増えてとても便利になりました。
電車の種類はKTM、LRT、モノレール、MRTがありますが、KTMは本数が少なく不便、モノレールは料金が高めです。
オススメなのは料金が安くて本数が多いLRTとMRT。
例えばチャイナタウン→KLCCならLRTでの移動が便利ですが、チャイナタウン→ブキビンタンならMRTかGOKLが便利ですよ。
時間帯や場所によってバスと電車を組み合わせるなら、効率よく観光することができますよ。
まとめ
クアラルンプールの市内バスは公共バスと民間バスと無料バスの3タイプ、電車はKTM、LRT、モノレール、MRTがあります。
市内の移動なら公共バスのラピッドKLが1~3リンギットと安くて便利。
子供と一緒の観光なら無料で観光地を巡回してくれるGOKLがオススメです。
時間帯と場所によってバスと電車を組み合わせれば効率よく観光地を移動することができますよ。