ベトナム南部に位置するタンソンニャット国際空港は、ホーチミンの玄関口。
ベトナムに初めて降り立つ空港の到着後から市内へのアクセス、両替、シムカード購入など不安に思うことはたくさんありますよね。
でも、注意事項など事前に情報を調べておけば安心です。
実際にタンソンニャット国際空港を利用した体験を元に、空港到着後の流れから入国時の注意点、市内へのアクセス方法、両替・Simカードについてご紹介していきます。
現在パンデミックの影響でベトナムへの入国は制限されていますが、パンデミック収束後にはご紹介する内容を参考にベトナム旅行を楽しんでくださいね。
ベトナムのタンソンニャット空港がホーチミンの入口
ベトナムでホーチミン空港到着後の流れから市内へのアクセス方法をご紹介します。
初めてのタンソンニャット空港!入国の流れを簡単にご紹介
空港到着後の流れは入国審査、荷物受け取り、税関申告の主に3つです。
では、それぞれの内容を見ていきましょう。
①入国審査の注意点
ベトナムの入国審査ではパスポートを提示し入国審査を受けますが、いくつか注意点があります。
- 復路のeチケット控えの提示が必要になる
- 以前の入国から30日以上経過していなければならない
- 15日以上滞在する場合はビザの取得が必要になる
詳しい内容は下記ベトナム大使館のHPサイトで確認してくださいね。
私が初めて入国した際、審査官に英語で「チケット」と言われましたが、なかなかチケットの控えが見つからず焦った記憶があります。
列に並んでいる間にeチケットの控えを準備しておくといいですよ。
②荷物受け取り
案内板で搭乗便名の表示がある場所を確認し、自分で荷物をピックアップします。
荷物の取り間違いが多いので気をつけてくださいね。
③税関申告
課税申告の必要がなければ緑のゲートを通ります。
よっぽど大きな荷物でもない限り中身をチェックされることはないのでご安心を。
④到着ロビーへ
到着するとターミナルのフロアガイドなどは下記HPを参考にしてくださいね。
初心者でも安心!空港から市内までのアクセス方法と注意点
タンソンニャット空港の到着ロビーから出て両替、Simカードの購入を終えたらいよいよ市内へGOですよね!
※両替、シムカードについては後ほどご紹介していきます。
空港から市内へのアクセス方法は「タクシー」「市内バス」「ハイヤー」になります。
市内バスが一番安いですが、初心者には少しハードルが高いですよね。
タクシーにはメータータクシ―と配車アプリのGrabタクシーがあります。
料金はどちらも1,000円前後と同じくらいですが、安全で便利な「Grabタクシー」がオススメ。
※詳しくはコチラの「ベトナム・ホーチミンのタクシーは配車アプリのGrabにお任せ!」をご覧ください。
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メータータクシーはぼったくりが多いので安全面では心配。
その点Grabタクシーならドライバーの評価も確認でき料金もあらかじめ表示されるので安心です。
実際に私もGrabタクシーを利用してホテルまで行きましたが、とても楽ちんでしたよ。
ただし初めて利用する場合、いくつか注意が必要です。
- あらかじめWIFI環境の良い所でGrabアプリをインストールしておく
- ドライバーとの待ち合わせは空港のゲート番号を伝えるとスムーズ
ターミナルの外の柱には、各ゲートの番号が表示されています。
ドライバーに「Gate7」など自分が待っているゲートの番号を伝えるといいですよ。
- タクシー料金とは別に空港使用料10,000ドンがかかる
- クレジットカードではなく現金で支払う場合、大きいお金だとお釣りがない場合がある。
Grabタクシ―に関して私個人の失敗談があります。
ホテル到着後、ドライバーにお金を渡すと単位が大きすぎてお釣りが全額払えないと…。
空港で両替したお金は全て大きい単位のものだったので、「ホテルで両替してくるので待って」と伝えホテルの受付へ。
お金を崩して戻ってきましたが、すでにタクシーはいませんでした。
幸い空港近くのホテルだったため料金は数百円でしたが、何とも後味の悪い体験になりました。
現金払いの場合は両替所で単位の小さいお金にしてもらうか、お店で何か買ってお金を崩した方がいいかもしれません。
何度呼んでもGrabタクシーがつかまらない場合は、VINASUN(白い車体に赤いラインが目印)やAI LINH(緑の車体)など比較的安全なタクシーを利用してくださいね。
ベトナム・ホーチミン空港の両替事情と注意点
空港での両替・通貨や単位について
両替をする際にまず知っておきたいのがベトナムの通貨と単位。
ベトナム通貨の単位はVND(ベトナムドン)です。
200VND~500,000VNDまでありますが、硬貨はなく紙幣のみになります。
日本円とベトナムドンの大きな違いは0桁の多さ。
たいていのお店では下3桁を「k」に置き換えて表示しています。
100,000 VNDなら100k、1,000,000 VNDなら1000kといった表示になります。
0桁が多すぎるので、例えば10万ドンと言われてもすぐに日本円に換算するのは難しいですよね。
旅行中に役立つ簡単な換算方法があるのでご紹介します。
例えば「10,000 ドン(ドン=VND)」を日本円に換算する場合、下2桁を省いた金額「100」の半額が日本円での金額になります。
つまり、10,000から下2桁を省くと100。
100の半額は50なので10,000ドンは約50円ということになります。
あくまで「おおよその金額」になりますが…。
この計算方法を知っておくと両替や買い物の時に役立ちますよ。
簡単な早見表を作ったので、参考にしてくださいね。
2,000 VND→10円
5,000 VND→25円
10,000 VND→50円
20,000 VND→100円
500,00 VND→250円
空港の両替で気をつける点と賢い両替方法
空港には両替所がいくつかありますが、レートが良い=良い両替所というわけではありません。
手数料が高かったり計算をごまかしたりする両替所もあるので注意が必要です。
比較的評判がいいのは到着ロビーにある「EXIMBANK CURRENCY EXCHANGE」。
レシートも出してくれるので安心です。
到着ロビーは外から入ることができないので、建物から出てしまう前に両替するようにしてくださいね。
両替時に騙されないために気をつける点をまとめてみたので、参考にして下さい。
- レートが確認できる両替所を選ぶ
- レートを確認したら両替前に自分で計算してみる
- 両替したら必ずその場で受け取ったお札を数える
- 必ずレシートをもらう
- 必要最低限しか両替しない
あまりたくさんのお金を両替すると、その場でお札を数えるのが大変です。
紙幣が多いほどぼったくりにある率も高くなるので、あとで数えてみたら紙幣が足らなかったなんてこともあります。
賢く両替したいなら空港での両替は最小限にし、あとは市内の評判の良いお店で両替した方がいいですよ。
空港以外での両替について
空港以外での両替方法をオススメ順に書いてみました。
- ATMでの海外キャッシング
- 市内の両替所
- ホテルで両替
- 銀行で両替
- 日本で両替していく
一番おススメなのはATMでの海外キャッシングです。
日本円をたくさん持ち歩かなくて済みますし、手数料も両替所より低い場合が多いです。
海外キャッシングのできるクレジットカードを持っているのであれば使わない手はありません。
ただし、タクシーや小売り店などでは現金しか使えない場合もあるので、最小限の現金は持っておいた方がいいですよ。
市内の両替所は空港やホテルよりレートが高く、観光ついでにこまめに両替できるのがメリット。
ホテルはレートはやや低いものの、セキュリティ面での安全と24時間両替できるというメリットがあります。
銀行や日本での両替はメリットがないため最終手段として考えた方がいいかもしれません。
ホーチミンの空港でSimカード購入する方法
ホーチミンの空港でも初心者がSIMカードを購入するのは簡単ですので説明していきますね。
Simカード購入前にまずは空港のフリーWi-Fiを設定しよう!
タンソンニャット国際空港ではフリーWi-Fiが使えます。
空港に到着したらまずはフリーWi-Fiに接続しましょう。
接続は簡単。
以下3ステップで完了です。
- スマホのWi-Fi画面で「.TSN Free Wifi Express」を選択する
- 画面が変わったら下の赤い部分「Access Internet」をクリック。
- 画面が変わったら再度「Access Internet」をクリック。
- 接続完了
フリーWi-Fiに繋いでおけば、何か困ったときにすぐにネットが使えるので安心です。
ただし、いくつか注意点があります。
- 通信は保護されていないので個人情報には気をつける
- 空港の外では使えない
- 長時間利用していないと自動で切断になる(再度接続はできます)
空港のフリーWi-Fiは場所によっては繋がりにくいこともあるので、あくまでSimカードを購入するまでのつなぎとして利用してくださいね。
両替を済ませたらSimカードを購入しよう!
到着ロビーに出たら「Sim Card 4G」と書かれたボードが見えるとおもいます。
この表示のあるお店ならどこでもSimカードを購入することができますよ。
ベトナムの主な通信会社はViettel(ベトテル), Vinaphone(ビナフォン), Mobiphone(モビフォン)になります。
料金に差はないのでどこを選んでもいいと思いますが、私は友達が勧めてくれた「VIETTEL」にしました。
使ってみた感想としては、繋がりにくいこともなく快適でしたよ。
Simカードには観光客向けの使い切りタイプとチャージができるプリペイドタイプがあります。
使い切りタイプは有効期限内であれば残高を気にせず利用できるので、短い滞在であれば使い切りタイプがオススメです。
こちらが私が利用した使いきりタイプのSimカード。
250,000ドンと書かれています。
250,000ですから、さきほどの早見表通り、日本円のおおよそは下2桁を取った2,500の半分、1,250円くらいです。
料金プランはInternet Data(通信容量)とCall(通話)によって違います。
市内のほとんどのカフェやレストランではフリーWi-Fiが使えるので、市内観光だけであれば一番安い料金プラン(1,000円前後)で十分足りますよ。
空港ではSimカードの挿入・設定を店員さんがやってくれるので、購入時に設定も一緒にお願いしましょう。
Simカード購入時の注意点
Simカードを購入する際に注意する点をまとめてみました。
- Simカードは現金での購入になるので、両替を済ませてから購入しましょう。
- 数日の市内滞在であれば一番安いプランにしましょう。
- Simカードの挿入・設定は全て店員さんにお任せしましょう。
- 店員さんにスマホを渡す前に言語設定を「英語」にしておきましょう。
- スマホが戻ってきたらネットに繋がっているか確認しましょう。
まとめ
ベトナム国際空港に到着したらホーチミンでの入国審査、荷物受け取り、税関申告を済ませてから到着ロビーで両替をしましょう。
ベトナムのタンソンニャット空港での両替は最低限だけにしてあとはホーチミン市内でするといいですよ。
両替を済ませたら空港内で「Sim Card 4G」と書いてあるお店でシムカードを購入。
Simカードの挿入・設定は店員さんにお任せするのがベストです。
空港から市内へのアクセスは安全で便利な配車アプリ「Grab」を利用。
ドライバーとの待ち合わせには空港のゲート番号を伝えるとスムーズですよ。