マレーシアの世界遺産で有名なマラッカは、実はマレーシア発祥の地とも言われている歴史のある古都。
マラッカはクアラルンプール在住時代に何度も訪れたことがありますが、歴史的な観光名所がたくさんあるのも魅力の一つです。
「マラッカとはどんな街なのか?どんな歴史があるのか?」など事前に知っておくなら、さらに観光を楽しむことができますよ。
マラッカの歴史と観光名所であるスタダイズやチャイナタウンなどを地図や画像を交えながらご紹介していきます。
マレーシアのマラッカとは
マレーシアのマラッカとは首都クアラルンプールからバスで約2時間半の場所に位置しているマラッカ州の首都。
クアラルンプールから日帰りで行けるため、地元の人にも観光客にも人気の観光地となっています。
首都クアラルンプールとの位置関係は下の地図の通りです。
マラッカの歴史は古く、15世紀にマラッカ王国として誕生したのが始まり。
マラッカ海峡に面していることから中継貿易の拠点になり、港町としても栄えました。
長い歴史の中でオランダ、ポルトガル、イギリスの支配を受けたことからマレーと西洋の文化が入り混じった独自の文化が生まれ、2008年に世界文化遺産として街全体が登録されました。
こちらがオランダ統治時代に建てられた「スタダイズ」。
ポルトガル統治時代に建てられた「ファモサ要塞跡」。
イギリス統治時代に建てられた「ヴィクトリア女王噴水」。
マラッカを語る上で外せないのが、ババ・ニョニャの存在。
中国系移民とマレー女性の間に生まれた子供のことをババ・ニョニャ(マレー語でプラナカン)と呼びますが、中国とマレー、そして西洋の文化を織り交ぜたプラナカン文化を作り上げています。
装飾が美しいプラナカン文化の建物。
マレーシアのマラッカ歴史博物館スタダイズ
マレーシアのマラッカにあるオランダ広場のすぐ横に立っている大きな建物がスタダイズ。
オランダ統治下に建てられオランダ総括の役所や総督邸として使用されていました。
現在ではスタダイズはマラッカの歴史博物館として公開されています。
マラッカの歴史に関する資料がたくさん展示されているので、はじめにスタダイズを訪れてからほかの歴史的建造物を周るのがオススメです。
スタダイズの外観はこんな感じ。独特の赤色が特徴的ですね。
こちらが正面入り口。
長い階段を上っていきます。
階段を上ったところでチケットを購入します。
入場料は大人1名10リンギット。
ゆっくり見ると2時間ほどかかるので、時間に余裕をもって見学するといいですよ。
マレーシアのマラッカチャイナタウンのおすすめ
マレーシアのマラッカにもチャイナタウンがあり、マラッカならではのプラナカン文化の影響を受けたショップハウスと呼ばれる長屋があります。
ショップハウスの1階はレストランやお土産屋さんになっているので、プラナカン文化を満喫しながらショッピングも楽しむことができますよ。
チャイナタウンでは週末の夜にナイトマーケットが開催されます。
たくさんの屋台が並びますが、マラッカの雑貨やグルメを手軽に味わうことができますよ。
マラッカのナイトマーケットで見かけた木の椅子やカゴバッグ。
木の椅子の座面にはペイントがしてあり、日本のクレヨンしんちゃんや、キティちゃん、トトロ。
企業のロゴなどが施されていて、見ているだけでも楽しいですよ。
マンゴ―ジュースも安くて美味しいのでおすすめですよ。
マンゴージュースというよりマンゴーでしょ?笑
まとめ
マレーシアのマラッカとはオランダ、ポルトガル、イギリスの統治下で建てられた歴史的な建造物が観光のポイント。
またマレーと西洋の文化がミックスされた独自の文化はマラッカの大きな特徴の一つにもなっています。
マレーシア観光のスタートにはマラッカの歴史博物館として公開されているスタダイズがオススメ。
オランダ広場のすぐ目の前にあるので気軽に立ち寄ることができます。
マレーシアのマラッカチャイナタウンではプラナカン文化を反映したショップハウスを見ながら、ブラブラ街を散策し、夜はナイトマーケットでグルメも堪能するものいいですよ。